サブシジョンとは(概要・基礎知識)

サブシジョンとはニキビ跡のくぼみ、クレーターの治療法の一つです。

ニキビ跡によって肌がくぼんでしまう原因はいくつかありますが、その原因の一つとして、ニキビ跡の下に固い線維が生じ、その線維が皮膚表面を下方向に引っ張ろうとすることが挙げられます。サブシジョンは皮膚の表面から針を刺し、ニキビ跡の下にある固い線維を物理的に断ち切り、皮膚表面を下方向に引っ張る力を遮断することによって、肌のくぼみを改善していきます。

一般的に広範囲に浅く小さなくぼみが見られる場合にはレーザーやダーマペンが適応となりますが、それでは十分に改善が期待できない深いくぼみにはピンポイントでサブシジョンを行います。特に「ローリング型」といって開口部は4mm以上と広めでくぼみが丸みを帯びているタイプのニキビ跡のくぼみに効果的です。ニキビ跡が直角にくぼんでいる「ボックス型」もくぼみの深さがあれば適応となります。さらに表皮や真皮をこえて、皮下組織までくぼみが到達している「脂肪萎縮型」のニキビ跡の場合には、皮膚とその下にある固い線維とを断ち切った後にその間にヒアルロン酸を注入することもあります。これにより皮膚のくぼみを上に押し上げなめらかにしつつ、固い線維との再癒着を防ぐ効果が得られます。一方で、開口部が狭く(2mm以下)、真皮層まで深く点状にくぼむ「アイスピック型」のニキビ跡はサブシジョンでは効果が得られにくいです。

以前は医療用の鋭い針で行われていましたが、現在はカニューレという先があまり尖っていない長さのある医療用の針を用いることが主流となっており、それにより内出血のリスクも軽減されています。

サブシジョンが向いている人(こんなお悩みに)

・ニキビによる肌のくぼみ、クレーターが気になる方
・レーザーやダーマペンで肌のくぼみが改善しなかった方
・水疱瘡の跡が気になる方

ダウンタイム/経過

治療後は治療部位にガーゼを貼り圧迫をします。メイクや洗顔は翌日から可能です。治療後は腫れや赤みが出やすいため、十分に冷やすことが効果的です。

費用

1箇所10,000〜66,000(税込)

リスク・副作用

・内出血(1〜2週間程度)
・腫れ・赤み(1〜2週間程度)

【すぐに探せます![地域✕施術]全国おすすめクリニック一覧はこちら】


*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込みです。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。

美容皮膚科(シミ、しわ、毛穴、ニキビ治療等)の他の治療

美容皮膚科(シミ、しわ、毛穴、ニキビ治療等)に関連する記事

  • ダーマペンの効果をしのぶ先生(しのぶ皮膚科)が解説!

    Call to Beautyでは常連の蘇原しのぶ先生(しのぶ皮膚科、東京都港区三田)がクリニックで話題のメニュー、ダーマペンについて詳しく解説してくれました。 気になるニキビ跡、治療が難しかったクレーターに救世主現る!またニキビ跡以外にも意外な箇所に効果が期待できる!?米国ではFDAに認可されていて、美容皮膚科でのレーザー治療が苦手という方にも。 ニキビは治ったけどニキビ跡がクレーターとして残ってしまった方に適しています ーダーマペンはどうのような治療ですか?患者様で1番多いお悩みを教えてください。 しのぶ先生(以下S):ニキビ跡や特にクレーターに効果がある治療です。例えば傷ができたときに、人の体は傷を治そうという自然治癒力が生まれます。同じような原理で、わざと傷をつけて肌の再生を促す治療です。 昔大きなニキビがあって、ニキビは治ったけどニキビ跡がクレーターとして残ってしま

    この記事は、
    しのぶ皮膚科
    蘇原しのぶ医師が監修しています。

  • 判別が難しいシミの種類と30代からの美容皮膚科的シミ治療とは

    ふと鏡を見るとそこに映る「シミ」に自分の年齢を感じるのは誰もが一度は経験することかと思います。シワやたるみより自分自身で1番気になるところはシミだと言われています。シミがあるだけで隠すためにメイクの時間もかかり、憂鬱な気持ちになった方も多いのではないでしょうか?今回は、そんな年齢を感じるシミについて、一言でシミと言っても様々な種類があるため、まずはシミの種類について大まかに解説、その後美容クリニックでの治療法にもふれます。 【監修医師からのワンポイント】女性は、肝斑というもやもやしたシミが出現しやすいです。一般的なシミである老人性色素斑は、シミ取りレーザーでの治療が一般的ですが、肝斑に対しシミ取りレーザーを当てると逆に悪化してしまいます。そのため、肝斑の有無や適切な治療方針を考えることが非常に大切です。 判別が難しいものも。シミの種類と

    この記事は、
    美容皮膚科医
    大久保里紗医師が監修しています。

  • IPLセレックVと光治療について〜そばかす・赤み改善、若返り治療など多様な効果〜

    光治療は幅広いお肌の悩みに総合的にアプローチできる施術です。 使い方次第で様々な効果が期待できます。また肝斑がある方は不用意に施術すると悪化するリスクもあります。光治療とはどんなものか、効果や受けない方がいい場合、セレックVという光治療機にフォーカスして説明しています。どんな治療か気になる方は是非ご覧下さい! 【監修医師からのワンポイント】患者様一人ひとりのお悩みに合わせた「自分仕様のスキンケア治療」が可能です。ダウンタイムはほとんどなく、茶色のシミくすみの他にも、血管病変等の赤みにも作用してさらなる美白肌へと導きます。今までの光治療で満足できなかった方にもぜひ試してもらいたい治療です。 そもそも光治療とは 光治療(IPL:Intense Plused Light)は広い波長のカメラのフラッシュのような光をお肌に照射する治療です。幅広い波長で照射できるということ

    この記事は、
    錦糸町皮膚科内科クリニック
    田尻友恵医師が監修しています。

  • 肌育注射とは。リジュラン、ジュベルック、ボライト、スネコスなど真皮層を育ててハリツヤのある肌へ導く! 肌のお悩みごとに解説

    Contents 肌育注射とは 毛穴やクレーターが全体的に気になる方 乾燥が気になり肌のハリやツヤ弾力が欲しい方 頻繁にケアできないので持続重視の方 目元のケアだけピンポイントで行いたい方 まとめ 赤ちゃんのようなもちもちっとした弾力のある柔らかい肌になりたい!一度でもそう思ったことがある方は多いのでは? 特に筆者が勤務しているクリニックでは乾燥に悩む患者さんや肌が薄く年々肌の弾力がなくなってきたと悩む方によく相談される内容です。季節の変わり目や花粉の時期など肌が揺らぎやすい時期には乾燥や肌荒れが気になったりもしますよね。今回の記事はそんな揺らぎ肌の方も必見の内容です。 まず、肌はいくつかの層になっており、真皮層という部分が肌の深部にあるのですが、その部分にあるコラーゲンやエラスチンなどが肌の土台だったり肌の支えになっています。老化によってコラーゲン

    この記事は、
    X CLINIC 恵比寿院
    上井廉絵医師が監修しています。

  • “飲む日焼け止め”ヘリオケアの効果、口コミや種類など

    日焼け止め効果だけではなく、体の中から紫外線の影響を少なくして光老化や皮膚疾患が起こるリスクを低減してくれるヘリオケア。店頭では販売されていませんが、どこで購入できるのでしょうか。価格と合わせてチェックしていきましょう。 2-1.ヘリオケアを皮膚科で処方してもらう ヘリオケアやヘリオケア・ウルトラDは皮膚科や美容外科・美容皮膚科などクリニックでしか購入することはできません。日本国内のクリニックで処方されるものはヘリオケア・ウルトラDが多く、30カプセル1カ月分が5,000~6,300円で処方されます。ただし、この価格の他に初診料や再診料などがかかるところも多いので、事前に確認してからクリニックに行くようにしましょう。 2-2.ヘリオケアを通販で購入するなら アジア人向けに開発されたピュアホワイトラディアンスに限って日本

    この記事は、
    タケダスポーツ・ビューティークリニック
    武田りわ医師が監修しています。

  • これってもしかして肝斑……? 多くの女性を悩ませる肝斑の特徴とその治療法とは

    【監修医師からのワンポイント】 肝斑は完治が難しい、やっかいなシミの一種です。内服治療や外用治療、レーザーなどを組み合わせて複合的な治療が必要になります。ご自身でも普段から紫外線ケアや、洗顔やメイクのときにこすらないように注意するなど、肝斑を悪化させない工夫をしっかりと行ってくださいね。 そもそも肝斑って何? 肝斑(かんぱん)という言葉を一度は耳にしたことがある人は多いと思いますが、肝斑はいわゆるシミの一つです。 ほほ骨から鼻にかけての部分や額、口の周りにみられることが多い薄茶色の色素斑で、左右対称に出現するのが特徴です。また輪郭はあいまいではっきりしないものが多く、広い範囲にもやっと広がって見えます。 一般的にシミと呼ばれているものは老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)といい、こちらは左右対称にできるものではなく輪郭もはっきりとしているものが多いため、

    この記事は、
    PRIMA CLINIC (プリマクリニック)
    佐藤亜美子医師が監修しています。

美容皮膚科(シミ、しわ、毛穴、ニキビ治療等)のコラムを見る

の治療カテゴリ