ベビーコラーゲンとは(概要・基礎知識)

ヒアルロン酸やコラーゲンといった真皮の成分を作りだしてくれる、ヒトの線維芽細胞を培養して精製された安全性が高い「ベビーコラーゲン」を注入してしわやクマを改善する治療です。

コラーゲンは、タンパク質の一種でたくさんの種類がありますが、皮膚を構成しているのがⅠ型コラーゲンとⅢ型コラーゲンです。皮膚や体に多く含まれているのがⅠ型コラーゲンで、骨や皮膚を形成、肌の弾力、ハリや潤いなどを保つ働きがあります。

このⅠ型コラーゲンと共存しているのが、Ⅲ型コラーゲンです。Ⅲ型コラーゲンは創傷治癒の初期段階で増殖し、Ⅰ型コラーゲンに置き換わることで組織を再生しています。胎児の皮膚や血管壁などに多く存在していることから、ベビーコラーゲンと呼ばれており、肌の再生能力を高めるのに欠かせない要素であることが分かっています。

施術では気になる部分に少量ずつ注射で注入していきます。目元や口もとのちりめんじわをはじめとするシワや目の下のくぼみ、クマなどに効果的です。

ベビーコラーゲンはヒアルロン酸と違って造形力が低く、柔らかいためしこりを形成しにくく肌に馴染みやすいというメリットもあります。また、ヒト由来のコラーゲンなのでアレルギー検査が不要でカウンセリング当日に施術を受けることが可能です。効果の持続は数か月から1年程度となります。

ベビーコラーゲンが向いている人(こんなお悩みに)

・目元や口元のちりめんじわが気になる方
・メスを使わない治療方法でシワを薄くしたい方
・透明感のある肌質にしたい方
・額や眉間のしわが気になる方
・目の下のくぼみやクマを改善したい方

ダウンタイム/経過

腫れ・むくみがでた場合は約2~3日、赤み、内出血の場合は約1~2週間でおさまります。注入した針の跡は数日で消失します。
入浴は翌日より可能。内出血を防ぐために、数日間はサウナ、飲酒、激しい運動は控える。

費用

注射1本(1cc)9~15万円程度

リスク・副作用

まれに腫れ、赤み、内出血、むくみ、つっぱり感が起こることがあります。また、ごくまれに注入部分が白く浮き出ることがあります。吸収されると目立たなくなりますが、気になる場合は周囲に低濃度のコラーゲンを注入することで目立たなくさせることが可能です。さらにヒト由来のコラーゲンですが、ごくまれにアレルギー反応が起こる可能性もあります。

【すぐに探せます![地域✕施術]全国おすすめクリニック一覧はこちら】

*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込みです。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。

監修:

武田りわ医師

タケダスポーツ・ビューティークリニック

昭和大学医学部卒業。総合病院にて皮膚科医の経験を積み、福岡市のタケダスポーツ・ビューティークリニック院長に就任。
第一子育児休暇中に、皮膚科専門医を取得し、ご主人の仕事に合わせて福岡に転居後皮膚科医としての仕事を再開し、現在に至っています。産後の自身の肌の老化、シワやたるみが美容治療を提供するきっかけに。光治療、レーザー治療が人気で患者様の要望に合わせてお得なセット治療を提供しています。

日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
日本皮膚科学会など

昭和大学医学部卒
関東労災病院皮膚科
総合高津中央病院等
タケダスポーツ・ビューティークリニック院長

エイジングケアの他の治療

エイジングケアに関連する記事

  • 眉間のしわ解消法! 自力マッサージからボトックス等まで

    顔にできるしわのなかでも女性を不機嫌・老け顔に見せてしまうのが眉間のしわです。笑うとできる目尻のシワと違って眉間のしわは「いつも怒っている人」というネガティブな印象を与えてしまい、ハッピーなできごとも遠ざかってしまうかもしれません。では眉間のしわを解消・予防するにはどうしたらいいのでしょうか。 目次 1.しわの種類と原因を見きわめる 1-1.しわの種類 1-2.しわができる原因 2.眉間のしわはなぜできる? 2-1.眉間の縦ジワができる原因 2-1-1.表情グセによってできる縦ジワ 2-1-2.視力の低下によって起きる縦ジワ 2-1-3.横向きに寝ることで起こる縦ジワ 2-2.眉間に横ジワができる原因 3.眉間のしわを解消する方法とは 3-1.眉間のしわ改善のセルフケア 3-1-1.表情ぐせの改善・マッサージ 3-1-2.化粧品やテープで眉間のしわをケア

    この記事は、
    六本木スキンクリニック
    鈴木稚子医師が監修しています。

  • 美容入門に美容点滴と美容注射。美肌になりたい、若返りたい、身体が疲れる……そんなときに受けたい

    Contents そもそも美容点滴・美容注射とは? 美容点滴や注射にはどんな種類があるの? 美容点滴を受けるまでの流れを知りたい 美容点滴の価格は? おわりに 【監修医師からのワンポイント】美容点滴は即効性があり、お仕事や家事、育児で疲れている女性の皆様の頼れる味方となる存在です。美肌効果や体調の改善に役立つだけでなく、リフレッシュや若返り効果を得る手段としても有効です。 美容クリニックでは、点滴による美容治療が盛んに行われています。よく芸能人やインフルエンサーの方々が、SNSに「今日は美容点滴に行ってきたよ!」のような投稿をしているのを目にすることがありませんか?点滴の色は無色だったり黄色だったりピンク色をしていたり、どんな薬剤が入ってるのかなと疑問に思いますよね。 また、通常は点滴は病気になったときに入院して受けるイメージが

    この記事は、
    GRAND BEAUTÉ MEDICAL SPA
    河合亜紀医師が監修しています。

  • ぽよっとした口元のたるみを本気で解消したい! どの治療を選択する?

    昨今のコロナ禍で、マスクをすることが当たり前になっていますね。では、今後マスクを外して生活するにあたって1番気になるのは目の下からフェイスラインまでの中顔面及び下顔面です。特に、ほうれい線や口元のぽよっとしたたるみで悩まれている方が多いです。ダイエットで改善すると思っても効果がなかったり、そればかりか歳を重ねるにつれ増悪したかな?なんて方もいるかもしれません。今回は、そんな口横のなかなか落ちないぽよっとしたたるみについて解説していきます。 顔のマッサージや筋トレなどYouTubeやInstagramで様々なものが紹介されていますが、美容看護師として言わせていただくとそれでは口元のぽよっとしたたるみには効果が薄く改善はほぼしないと考えられます。なぜなら、口横は筋肉がつきにくく脂肪のボリューム・下垂だけではなく、皮膚の下垂にも原因があるからです。 【監修医師からのワンポイント】たる

    この記事は、
    TRUE.ginza
    岩田勇児医師が監修しています。

  • 肌を育てるヒアルロン酸ジャルプロを詳細解説。併用すると効果的な治療も紹介

    Contents ヒアルロン酸とは ヒアルロン酸の種類 ジャルプロの特徴 老化と真皮細胞外マトリックス(ECM)、皮下組織のリガメントのお話 ジャルプロに似ている施術、組み合わせたい施術 【監修医師からのワンポイント】ジャルプロをはじめとしたECM製剤で真皮を日頃からケアしておくことは、見た目にハリが出たり、小じわが改善したりという効果はもちろん、レーザーの反応を高めたり、炎症に耐えうる肌につながったりという効果もあります。また、針による注入の刺激自体が細胞がコラーゲンやエラスチンの生成、血流の促進、炎症をおさえる、などの生理的な応答を引き起こすため、多方面から皮膚のレジュビネーションを図ることが可能です。ジャルプロはご自身の持つポテンシャルをほんの少し後押しする、そんな治療です。 ヒアルロン酸とは ヒアルロン酸の注入といえば頬の

    この記事は、
    ART LOUNGE CLINIC
    中野陽子医師が監修しています。

  • 予防美容医療という概念。40〜50代の美肌とアンチエイジング

    アンチエイジング治療はいつからするべきか 実際にシミができてしまったり、しわができた。もしくはたるんでしまった。そうなってからそれを治すのは大変です。これは体の中のことと同じです。高血圧や糖尿病になってしまってそれを改善する大変さと比較して、なる前に食事など気をつけているほうがどれだけ楽かは少しずつ浸透してきています。 でも、まだ実際に予防美容医療を一生懸命やっている方はほぼいないのが現状です。女性、男性ともに、年をとってきて変わってしまった自分の見た目に衝撃を受けると一生懸命そこからがんばり始める方は多いです。 でも、治すのって1年前の自分に戻すだけでもかなり難しいのですが、1年たっても1カ月分しか年をとらせないのは楽なんです。多くの方に美容でも予防医療をすることによって美しい肌をキープしていってほしいです。 この症状がたるみのサイン 肌はた

    この記事は、
    六本木スキンクリニック
    鈴木稚子医師が監修しています。

  • 目の下のクマを取りたい! ハムラ法、裏ハムラ法、現場ナースからのホントのメリット・デメリット解説

    最近では、切らない目の下のたるみ(クマ)取りという施術をSNSでもよく目にするようになりました。目の下に黄色い脂肪が乗っている動画を目にした方も多くいると思います。そういった動画や投稿では、目の下にある眼下脂肪というものを除去しています。SNSで目にするだけでなく、目元のクマ治療は実際にとても人気の高い治療になっています。 日本人を含めたアジア人では、骨格的に頬の骨よりも眼球が前に出ている方がおり、そのような方では10代から目の下の膨らみによるクマが気になってしまいます。そのため、筆者がカウンセリング相談を受ける方は40代以上の方が多いのですが、10代や20代の若い方も少なくありません。 もちろん、骨格的な要因ではなく色素沈着や血流が悪いことが原因である色クマで悩んでいる方もいます。そのような場合はオペではなくスキンケアや外用薬を提案させていただき改善することも多くありますので

    この記事は、
    金沢ふたえのクリニックf-clinic
    新田有加里医師が監修しています。

エイジングケアのコラムを見る

の治療カテゴリ