ADM治療とは(概要・基礎知識)

ADMは「後天性真皮メラノサイトーシス(aquired dermal melanocytosis)」の略で両側性太田母斑様色素斑とも呼ばれる症状です。やや青みを帯びた褐色や灰色、茶褐色など色調はさまざまでで詳しい原因は分かっていません。

通常のシミが皮膚の浅い層である表皮層に存在しているのに対し、ADMは皮膚の深い層である真皮層に色素があるため光治療や低出力のレーザートーニングなどでは対応できません。そこで使用されるのがQスイッチレーザーやルビーレーザー、ピコレーザーなどです。

いずれのレーザーもメラニン色素の黒い色に反応、皮膚の深くまで浸透するため短時間で施術可能であり、かつ高い効果が期待できます。Qスイッチアレキサンドライトレーザーやルビーレーザーは保険適応となりますが、ピコレーザーをはじめとする一部のレーザーは自由診療となります。必要な施術回数は症状によって異なりますが、3~6回程度要することが多くなっています。

ADM治療が向いている人(こんなお悩みに)

・頬の左右対称のあざ(太田母斑)が気になる方
・蒙古斑や扁平母斑にお悩みの方

ダウンタイム/経過

施術中にゴムで弾かれるような軽い痛みがあります。
施術後、かさぶたや赤みは7~10日程度続きます。経過観察しながら約2~3カ月おきに3~5回施術を受けるのが効果的です。

費用

アザの大きさにより1回6,000~15,000円程度(保険適用の場合)

リスク・副作用

照射時、輪ゴムで弾かれた程度の痛みがあります。術後は患部がかさぶたとなり、自然にはがれおちた後、色素沈着となって徐々に薄くなります。肝斑と混在している場合は悪化する可能性があるので慎重な見極めが必要です。

【すぐに探せます![地域✕施術]全国おすすめクリニック一覧はこちら】

*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込みです。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。

監修:

蘇原しのぶ医師

しのぶ皮膚科

東海大学医学部卒業。皮膚科医として大学病院で経験を積み、都内の皮膚科にて副院長を歴任。2016年しのぶ皮膚科開院し院長に就任。
しのぶ皮膚科では、一般皮膚科治療はもちろん、美容治療はヒアルロン酸注入を中心に、先生目当てに患者様が来ている。安心してリピートできるクリニックとして人気に。さまざまなSNSで積極的に発信、テレビ出演も多数。

日本アンチエイジング外科・美容再生研究会認定医
日本皮膚科学会会員など

東海大学医学部卒
北里大学皮膚科
獨協大学皮膚科
新宿皮フ科副院長
しのぶ皮膚科院長

美容皮膚科(シミ、しわ、毛穴、ニキビ治療等)の他の治療

美容皮膚科(シミ、しわ、毛穴、ニキビ治療等)に関連する記事

  • 肌管理の本命、LDM(水玉)リフティングとは。マシュマロのような弾力のある肌に。初心者にぜひ

    美容大国である韓国ではコロナ禍が落ち着きを見せている現在、肌管理と称して美容外科のみならず美容皮膚科治療が20代女性を中心にとても人気になっています。韓国は美容クリニックに最新の機械が数多くあるというだけでなく、価格が日本と比べてかなり手頃であり、旅行も兼ねて美容クリニックを訪れる方が増加しているそうです。 美容皮膚科といっても日本ではまだまだ敷居が高いと言われる方も多く、韓国ではテープやガーゼを顔に貼ったまま街を出歩いている方が普通にいることもあり、日本と比べてもとても敷居が低くなっています。美容クリニックに抵抗のある日本人でも、観光ついでに気軽に美容医療へチャレンジしやすいことも要因の一つかと思います。 最近では、InstagramやTikTokなどのSNSで美容管理Vlogや美容DayVlogなど美容クリニックで施術を受けている様子を動画で投稿している観光客も多く、SNS

    この記事は、
    ウィクリニック 銀座院
    常岡有希子医師が監修しています。

  • 保険診療と美容皮膚科でのニキビ治療を施術ごとに詳細解説

    筆者は現役の美容ナースとして、日々ニキビに悩む患者様と接しています。お肌の悩みは年代や肌質によって多種多様に存在しており、そのお肌悩みで精神的に辛くなったり落ち込んだりする方も少なくありません。 その中でも、「ニキビ(尋常性ざ瘡)」は思春期の方から30〜50代まで日本人の90%以上が経験し、男女共に幅広く悩まれている方の多い疾患です。私自身、中学生の頃からニキビに悩み皮膚科へ毎月通ったり美容皮膚科で施術したりと社会人になってもニキビには悩まされました。 その治療法も今のように確立されておらず、ネットの不確かな情報から間違ったケアをしてしまい、ニキビが慢性的に治らず悪化してしまったこともありました。ここからは、ナースとして、美容クリニックでのニキビ治療の経験もまじえ、ニキビの治療について細かく解説していきます。 【監修医師からのワンポイント】 ニキビは保険診療で治療が可能

    この記事は、
    ウェンデルクリニック
    下里柚季医師が監修しています。

  • スキンピールバーの効果と口コミ。美肌&ニキビ予防を手軽に!

    赤や青、黄色といったカラフルで鮮やかな特徴の洗顔せっけん、スキンピールバー。皆さんも一度は皮膚科やECサイトなどで見かけたことがあるのではないでしょうか。ピーリング効果のあるせっけんで、洗顔感覚でピーリングできるというアイテムです。興味はあるものの、「肌が弱いから使えない」「ピーリングは怖い」と考えている人も多いのでは? ここでは、まだスキンピールバーを使ったことのない人のために、スキンピールバーの効果や人気の理由について詳しくお話していきます。 【監修医師からのワンポイント】 肌トラブルの多くは、ターンオーバーの乱れからきています。そこで、肌の余分な角質を除去し、ターンオーバーを正常に保つためにも、ピーリング石鹸で洗顔することをおすすめしています。 目次 1.スキンピールバーとは 1-1.スキン

    この記事は、
    錦糸町皮膚科内科クリニック
    田尻友恵医師が監修しています。

  • もう保湿で迷わない! 美容ナースが自信をもっておすすめする保湿特化スキンケアコスメ

    季節によって肌質は変化するものです。 夏にはたくさん出ていた皮脂が冬になるとほとんど出なくなってしまい、私たちの肌は乾燥が強くなり、人によっては細かい皮がむけてしまうこともあるのではないでしょうか? そんな時、少しでも乾燥を軽減しようと普段のスキンケア品を見直して、保湿効果の高いものを選びますよね。けれど、実際どんな保湿剤を選べば、早く乾燥状態を改善できるのかよくわからない人が多くいると思います。この記事では、保湿について解説し、おすすめの成分やスキンケア品をご紹介していきます。 Contents そもそも保湿とは? どうして保湿が必要なのか 肌が乾燥したら気をつけること おすすめの保湿成分 おすすめの医療機関取扱コスメ おわりに そもそも保湿とは? 私たちの肌は、皮膚にもともと備わっている保湿機能によって潤いを保たれて

  • マイヤーズカクテルの効果とは。クリニック独自の配合も

    美容成分や疲労回復成分を血管に直接注入することで、体にいい成分をダイレクトに取り込める美容点滴。プラセンタ点滴やにんにく点滴などが有名ですが、不足しがちなビタミンやミネラルを点滴するマイヤーズカクテルも根強い人気のある治療方法です。日本での知名度はプラセンタ点滴などに比べると低めですが、アメリカでは古くから実施されていた点滴で安全性と信頼度の高い治療になっています。ここではマイヤーズカクテルについて詳しくお話していきます。 【監修医師からのワンポイント】 マイヤーズカクテルは、サプリメントとは違って、消化管を通らずにダイレクトにビタミン・ミネラルを点滴で血管に注入するため効率が良いエイジングケアであると言えます。抗酸化作用・代謝機能改善作用があり、細胞から活力を与えてくれるので、様々な不調や肌トラブルの改善にも期待できますね

    この記事は、
    福井内科医院
    福井美典医師が監修しています。

  • ウォーターピーリングで毛穴のお掃除 ハイドラフェイシャルとは

    毛穴の汚れや詰まりはどうしても気になってしまいますよね。指で押し出したり、毛穴用の粘着シートなどの自己処理で無理に毛穴詰まりを解消しようとするとお肌を傷つけてしまったり、負荷がかかることによって毛穴が広がってしまい目立ってしまうなどトラブルの原因となります。 ハイドラフェイシャルはピーリングの効果でお肌を柔らかくし毛穴の汚れをとり、美容液の導入までしてくれる施術です。独自の水流を用いた技術を搭載しているため乾燥や肌荒れなどピーリングで起こりうるリスクを最小限に抑えてくれるところも嬉しいポイントです。どんな効果があり、なぜ多くのクリニックで採用されているほど人気なのか詳しくお話ししていきます。 【監修医師からのワンポイント】ここ数年でピーリング治療が非常に進化し多種類のピーリング剤が導入されてきました。その中でもハイドラフェイシャルはダウンタイムがほぼなく、ツルっとするだけで

    この記事は、
    美容皮膚科医
    田中美紀医師が監修しています。

美容皮膚科(シミ、しわ、毛穴、ニキビ治療等)のコラムを見る

の治療カテゴリ