バイオリピール(ミラノリピール)とは(概要・基礎知識)
バイオリピールとはTCA(トリクロロ酢酸)のピーリング剤です。TCAのピーリング剤というとコラーゲンピールを想像される方も多いかと思いますが、バイオリピールの方がコラーゲンピールに比べてTCAの濃度が高くなっています。TCAは皮膚の再生効果に優れた成分ではありますが、施術時の痛みや赤みが激しく出やすいというデメリットもあります。バイオリピールではアルギニンや水酸化ナトリウムを合わせて配合することでこれらの成分が肌の緩衝材となり、高いTCA濃度を保ちつつも施術時の痛みや赤みを軽減できるようになりました。TCAの他にAHA、BHA、PHA、クエン酸といった合計5種類の酸が配合され、そのピーリング効果により肌のターンオーバーを促し、黒ずみや毛穴の開きを改善していきます。その他にビタミンC等のコラーゲンの産生を促す成分、ガンマアミノ酸等の肌にハリツヤをもたらす成分、スクワランなどの肌に潤いを与える成分が配合されているため肌質改善の効果が期待できます。
バイオリピールには顔・首・デコルテ用以外にボディ用があるため、肘や膝、お尻などの黒ずみが気になる方にもおすすめです。
バイオリピール(ミラノリピール)が向いている人(こんなお悩みに)
・肌のシミが気になる方・肌に透明感が欲しい方
・小じわやたるみが気になる方
・体の黒ずみが気になる方
・デコルテや背中のお手入れをしたい方
ダウンタイム/経過
施術当日のメイクは控えていただき、翌日からメイク可能です。肌が乾燥するので保湿をしっかりとしてください。また施術後は肌が敏感な状態なので紫外線や摩擦に気をつけてください。費用
全顔1回16,000円程度(税込)*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込みです。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。
監修:
福田麻衣医師
PureMe Skin Clinic
東京女子医科大学卒業後、順天堂大学医学部附属浦安病院、湘南美容クリニックを経て
La Clinique勤務。現在はPureMe Skin Clinic 院長。
得意施術は、二重、くま取り治療、エランセ注入、婦人科形成等。
東京女子医科大学卒業
順天堂大学医学部附属浦安病院勤務
湘南美容クリニック勤務
La Clinique勤務
PureMe Skin Clinic院長
美容皮膚科(シミ、しわ、毛穴、ニキビ治療等)の他の治療
美容皮膚科(シミ、しわ、毛穴、ニキビ治療等)に関連する記事
-
現場を熟知する美容ナースによるピコレーザーのおさらい。実際結果が出た相乗効果がある治療も解説
Contents そもそもレーザーとは? ピコレーザーの基本 ピコレーザーでできる治療 ピコレーザーの機械の種類と特徴 ピコレーザーと相乗効果のある治療 ピコレーザーのその他の治療法 まとめ シミ治療や毛穴治療を検討されたことがある方はピコレーザーというワードを聞いたことがあるのではないでしょうか? 似たような機械でQスイッチレーザーというものがあり、以前シミ取りをQスイッチレーザーで受けたという方もいると思います。 今回はよく耳にする「ピコレーザーってつまり何?」「ピコレーザーの中にも色々な種類があるけど違いはあるの?」「Qスイッチレーザーなどの他のレーザーとの違いは?」など基本的な疑問から少し難しいところまで、現役美容ナースの日々の治療経験をベースにお伝えしていきます! 【監修医師からのワンポイント】従来のQスイッチレーザーと比較して、機種
この記事は、
TANAKA SKIN CLINICの
田中陽奈医師が監修しています。 -
鼻のブツブツってなんでできるの? 綺麗に除去する方法まで解説!
年齢や性別に関係なく気になっている人が多い「鼻のブツブツ」。 鼻のブツブツがあるとメイクは綺麗に決まりにくいし、なんだか清潔感に欠ける印象に。そして鼻は顔の中心部分なので他人から目につきやすく、接近戦では特に目立ってしまいます。 そんなみんなのお悩みである鼻のブツブツを綺麗にするための正しいケア方法をご存じでしょうか?実は綺麗にしようとしているのにもかかわらず、間違ったケアをしてしまっている方々も少なくはありません。 今回は鼻をツルツルにする方法についてご紹介していくので、鼻のブツブツでお悩み中の方は是非最後まで見てみてくださいね。 【監修医師からのワンポイント】毛穴は美容のご相談でも常に上位にあがってきます。毛穴つまりを起こしにくい生活を普段から心がけることが重要。食事やスキンケアが直結します。スキンケアだけでもお肌は見違えるように変わります。 鼻
この記事は、
美容皮膚科医の
田中美紀医師が監修しています。 -
鼻の黒ずみを今日から改善する方法
鼻の頭から小鼻にかけてできた黒いポツポツ、まるでイチゴの種のようなので、この状態をイチゴ鼻と呼ぶことがあります。鼻の黒ずみの原因は皮脂の詰まりであると思われがちですが、実は鼻の毛穴を詰まらせている成分の約70%はタンパク質でできています。 つまり、皮脂を洗い流すための洗顔をいくら行ったとしても、それは鼻の黒ずみの解決策にはならないということです。 【監修医師からのワンポイント】イチゴ鼻は美容皮膚領域でよくご相談を頂く分野ですが、一回の処置で簡単に治るものではありません。生活習慣や化粧品の見直しをしつつ、レーザーなどを併用することが改善への近道です。 目次 1.鼻の黒ずみの原因って? 1-1.鼻パックはしないほうがいい? 2.セルフケアで鼻の黒ずみを改善する方法 2-1.オリーブオイルで毛穴の汚れを取り除く方法 2-2.ニベアで毛穴の汚れを落とす方
この記事は、
芦屋デコルテクリニックの
和田亜美医師が監修しています。 -
そばかすは消えないって思ってない? そばかすをきれいにするための3つの方法
「そばかすは可愛らしい」という印象を持つ方は多くいますが、実際にそばかすがあることで悩んでいる方が多いのも事実。「小さい頃はそばかすって言えたけど、大人になったらただのシミって思われる」、そんな友達の発言を聞くこともしばしばあります。でも現代の美容医療ならそばかすだってきれいに治療することが可能なのです。 今回はそばかすの治療方法について詳しく解説していきます。 【監修医師からのワンポイント】 そばかすは遺伝的な要因もあるため、一度改善しても再発しやすいタイプのシミです。光やレーザー治療、内服治療、外用治療などを併用することで、再発しにくくなりますので、医療機関でよく治療方針を相談して治療を行うことが大切です。 そもそもそばかすって何?シミと何が違うの? そばかすは別名「雀卵斑(じゃくらんはん)」と呼ばれます。そばかすの見た目がすずめの卵の表面に似ている
この記事は、
PRIMA CLINIC (プリマクリニック)の
佐藤亜美子医師が監修しています。 -
30代以降の肌のくすみを現実的に改善する方法
くすみとは肌の潤いや透明感、明るさが感じられない状態のことをいい、顔全体にできることが多いです。肌荒れのように分かりやすい症状が出ることがなく、自分の肌がくすんでいると気づかず、症状が慢性化してしまうケースもあります。 くすみにはさまざまなタイプがあり、原因によって対処方法も変わってきます。ここでは、くすみの症状とそれによって顔の印象がどう変わるか、そして効果的な治療法についてご紹介します。 【監修医師からのワンポイント】肌の黄みが増えた、透明感やツヤがなくなったと感じていませんか?そのくすみの原因を知り、解決することが美肌への第一歩です。日々のスキンケアやクリニックでの施術など、美容皮膚科にご相談ください。 くすみの原因、どんな状態か くすみの症状は大きく4つに分けられ、それぞれ考えられる原因が異なります。まず、顔全体の血色が悪
この記事は、
東京銀座メディカルクリニックの
店網均医師が監修しています。 -
ケミカルピーリングを受けられない人、注意点のまとめ
ニキビや吹き出物、毛穴詰まりに効果的であるといわれているのが、美容皮膚科などの医療機関で受けることができるケミカルピーリングです。ケミカルピーリングは表皮に溜まっている古い角質を薬品の力を借りて軟らかくし、無理なく剥がすという方法であるため、適切に行うことによりお肌のターンオーバー周期を正常化させる効果を期待することができます。ですが、ケミカルピーリングを受けるに当たっては注意が必要で、ケミカルピーリングを受けることができない人も存在しています。 【監修医師からのワンポイント】 ケミカルピーリングは、ニキビや小さいシミ、小ジワの改善など様々な効果が期待できる治療です。治療中の疾患のある方、妊娠中の方など以外にも、角質が痛んでいると、ピーリングが予想以上に深くなりますので、前日の顔剃り、パック、スクラブ洗顔は避けるようにしてくださいね。 ケミカルピーリングを受けるこ
この記事は、
PRIMA CLINIC (プリマクリニック)の
佐藤亜美子医師が監修しています。
他の治療カテゴリ
スポンサーリンク
