ブリッジセラピー(アンコア)とは(概要・基礎知識)
アンコアは米ルミナス社のマシンの名称で肌再生を促し美肌に導く治療器です。気になる部分の肌に炭酸ガスレーザーで小さな穴をたくさん開けることで、細胞の自己再生能力を活性化。新しい皮膚への生まれ変わりを促し、肌の引き締め効果を得ることもできます。アンコアは深いニキビ跡、肌表面の凸凹が大きい、いわゆるクレーター肌の治療に向いています。従来のフラクショナルレーザーよりも出力が強力なため、深部まで到達し、1回の施術でも高い治療効果を実感することができるのがメリットです。
「ブリッジセラピー」という名前はレーザーの影響を受けない正常な皮膚組織が損傷部位の周囲に橋をかけるように残り、やがてレーザーで開いた穴が埋まって健康な皮膚に生まれ変わっていくところからつけられました。
照射密度や照射範囲のサイズ、熱の深達度を調整しオーダーメイドでの施術が可能です。従来のニキビ跡治療のためのレーザーと比較すると治療回数が少なくて済み、結果的にダウンタイムの期間も短くすることができます。
ブリッジセラピー(アンコア)が向いている人(こんなお悩みに)
・深いニキビ跡(クレーター肌)を改善したい方・ニキビ跡だけでなく、美肌効果も得たい方
ダウンタイム/経過
施術後の強い赤みや熱感、腫れは2、3日でおさまります。その後、照射部位にかさぶたができてきますが、手で剥がさないようにします。ダウンタイム中は紫外線対策と保湿ケアが必須となります。
費用
全顔で1回120,000〜150,000円程度*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込みです。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。
監修:
稲葉岳也医師
いなばクリニック
東京慈恵会医科大医学部卒業。大学病院にて経験を積み、横浜市でいなばクリニックを開院する。一般皮膚科をメインにしつつも、美容皮膚科治療も積極的に行っています。
特に、多くの機器を導入しているレーザー治療、光治療においては地域の美容かかりつけクリニックとしてリピーターが多い。HIFUテクノロジーのウルトラセルQプラスなど話題の機器も抑えています。
東京慈恵会医科大医学部卒
慈恵医大附属病院
聖路加国際病院
いなばクリニック院長
美容皮膚科(シミ、しわ、毛穴、ニキビ治療等)の他の治療
美容皮膚科(シミ、しわ、毛穴、ニキビ治療等)に関連する記事
-
美容クリニックでほくろを取る方法
ポツンとある小さなものから、顔の印象を左右するような大きなものまでいろいろな種類、大きさがあるほくろ。 「このほくろがなければ顔の印象が変わるのに」 「新しくできたシミのようなほくろをなんとかしたい」 「ほくろが膨らんできたような気がするけど、これってそのままにしておいて大丈夫?」 こんな悩みをお持ちの方は意外に多いのではないでしょうか。ここではほくろができる原因や最新のほくろ治療について詳しく説明していきます。 目次 1.気になるほくろを取るには? 1-1.ほくろができる原因とは 1-2.ほくろは生まれつき?増えることもある? 1-3.放置しない方がいいほくろとは 1-4.自力でほくろを取る方法ってあるの? 2.美容外科・美容皮膚科で行うほくろを取る治療 2-1.炭酸ガスレーザー 2-2.切
この記事は、
六本木スキンクリニックの
鈴木稚子医師が監修しています。 -
ダーマペンの効果や治療の間隔等を解説
でこぼこ状になったニキビの跡や、目立つ毛穴、しみやシワ、たるみといったエイジングまで幅広い肌の悩みに対応できるのがダーマペンです。その名の通り、ペン状の器具を使って肌に小さな穴をあけ、肌が持っている創傷治癒効果によって肌のコンディションを改善するというもの。穴をあけるというと、ちょっと怖いイメージがありますが、ダーマペンとはどんな治療なのでしょうか。 目次 1.ニキビ跡の治療や肌の若返りに・ダーマペンとは 1-1.ダーマペンの効果とは 1-2.ダーマペンの痛み・ダウンタイムはどのくらい 1-3.ダーマペンの副作用 1-4.ダーマペンの失敗例ってあるの? 2.ダーマペンの施術 2-1.ダーマペンは自宅でもできる? 2-2.ダーマペンの個人輸入 2-3.美容外科で受けるダーマペン 3.まとめ
この記事は、
しのぶ皮膚科の
蘇原しのぶ医師が監修しています。 -
赤ら顔(毛細血管拡張症)の原因とレーザー等での治療方法
寒いときやお酒を飲んだときのように顔が赤くなる赤ら顔(毛細血管拡張症)。痛みやかゆみなどが伴わない症状ですが、女性にとっては深刻な悩みとなるトラブルです。これまで、赤ら顔の治療は難しいとされてきましたが、近年美容外科、美容皮膚科ではさまざまな治療によって赤ら顔が改善できるようになっています。ここでは、赤ら顔の原因や最新の治療方法などについて詳しくお話していきます。 目次 1.メイクで隠せない赤ら顔(毛細血管拡張症)を治す方法とは? 1-1.赤ら顔とは 1-2.赤ら顔の原因 1-2-1.毛細血管が拡張することで起こるもの 1-2-2.皮膚が薄くなることが原因となっているもの 1-2-3.ニキビや脂漏性皮膚炎などの炎症が原因となるもの 1-2-4.ステロイド外用薬の副作用として起こるもの 1-2-5.酒さ(しゅさ) 2.赤ら顔の治療方法 2-1.通常の皮膚科で
この記事は、
いなばクリニックの
稲葉岳也医師が監修しています。 -
ニキビ跡を消す方法を自宅ケアから美容皮膚科まで
ポツンとできた白ニキビは、ニキビの初期段階の状態です。そして、この状態のまま自然に治ってしまうこともありますが、そのときの体調や外部からの刺激などにより、黒ニキビから赤味を帯びた赤ニキビへと変化し、さらにその状態を放置していると化膿した黄ニキビへと変化します。 そして、状態が黄ニキビまで進行してしまうと皮膚を突き破って膿が出てくるようになり、最悪の場合には跡が残ってしまうことがあります。 それでは、ニキビ跡を治す方法やニキビ跡はどこまで消すことができるのかということについて、考えていくことにしましょう。 【監修医師からのワンポイント】軽度のニキビ跡であれば食生活やスキンケア・生活習慣を見直すことで改善することがありますがなかなか治らないニキビ跡には専門機関での治療がおすすめです。ご心配な方は早めに医療機関を受診しましょう。 もくじ 1.ニキビ跡
この記事は、
ちぐさ内科クリニック覚王山の
近藤千種医師が監修しています。 -
ボトックス注射の意外と知られていないこと、現場目線で美容ナースが徹底解説
Contents ボトックスとは ボトックスの種類 ボトックスの副作用 ボトックスの価格 注入する箇所 まとめ 太陽の光が眩しかったり、体をどこかにぶつけて痛みがある時に出てくる眉間のシワは年代問わず起こり得ます。ただ、そのシワは年齢を重ねれば重ねるほどに残ってしまうのです。咄嗟の時だけでなく、常におでこや眉間のシワがあるととても老けた印象を与えてしまいます。 子どもにおばあちゃんの絵を描いてと言うと、シミではなくシワを描くことが多いことからもパッとみて年齢を感じてしまう部分だということがお分かりいただけるかと思います。ある調査で自分と友人の顔で、気になるポイントを考えた結果では1位はどちらもたるみなのですが、自分で気になる2位はシミで、友人の顔で気になるポイント2位はシワだったのです。※1 著者の勤務するクリニックではシミを気にして来院さ
この記事は、
上野美容外科•美容皮膚科の
伊藤裕子医師が監修しています。 -
フォトフェイシャルの効果、副作用など専門医の見解まとめ!
古くからのことわざに、”色白は七難隠す”というものがあります。このようなことわざが存在するほど、いつの時代でも日本人女性は美白を意識して生活してきたということなのでしょう。そして現代では”ヤマンバ”や”ガングロ”などが一部の若い女性たちの間で流行ったこともありましたが、依然として、抜けるような色白な肌は不動の人気を誇っていますね。それでは、今回は美白を目指す女性たちの心強い味方、フォトフェイシャルとはどのような施術なのか、効果、副作用などを専門医の見解を交え解説して行くことにしましょう。 【監修医師からのワンポイント】 フォトフェイシャルはしみや赤み、しわ、ハリの低下など、様々なお悩みに幅広く効果のあるマイルドな治療です。ダウンタイムも少ないので、美容医療初心者の方もトライしやすく、定期的なお肌メンテナンスにもおすすめの大変人気の治療です。 目次 1.フォトフェ
この記事は、
PRIMA CLINIC (プリマクリニック)の
佐藤亜美子医師が監修しています。
他の治療カテゴリ
スポンサーリンク
