ヴァンパイアフェイシャルとは(概要・基礎知識)
ヴァンパイアフェイシャルとは自分の血液から採取したPRP(自己多血小板血漿)をダーマペンによって微細な傷がついた肌に塗布し浸透させることで肌質改善を行っていく治療法です。PRPは肌の再生療法で多く用いられています。血液の成分の一つである血小板は身体が傷を負って血が出た時に止血をし、傷ができる前の状態に戻すよう成長因子を作り出す働きをしています。そのためPRPは肌や体の組織の修復力や自然治癒力を高めるために効果的な成分といえるのです。
ダーマペンで肌に無数の微細な穴をあけていくと、傷を直そうとする自然治癒力の力で肌内部にあるコラーゲンやエラスチンが増殖し、肌質改善が促されます。そこにさらにPRPを塗布することで、PRPの有効成分を肌の奥深くまで確実に届けることができます。そうすることで相乗効果で自然治癒力がさらに高まり、美肌へと導いていきます。
PRPは自分の血液から採取された成分なので、治療の過程においてアレルギー反応を極めて起こしにくいというのもメリットの一つといえるでしょう。
ヴァンパイアフェイシャルが向いている人(こんなお悩みに)
・ニキビ跡、クレーターが気になる方・毛穴の開きが気になる方
・小じわが気になる方
・なめらかな肌質になりたい方
・肌のくすみが気になる方
・傷跡が気になる方
ダウンタイム/経過
顔の赤みや腫れが数日間続きますが、メイクは翌日から可能です。ダウンタイムの長さは施術で使用する針の深さによって変わり、深さが深いほど長引きます。肌がしやすいため保湿をしっかりと行い、紫外線対策を心がけましょう。費用
全顔1回39,800円〜143,000円(税込)リスク・副作用
・赤みや熱感(3日程度)・内出血やむくみ(10日程度)
・乾燥やかゆみ(5〜10日程度)
・皮膚剥離(2〜10日程度)
【監修医師からのワンポイント】
ヴァンパイアフェイシャルはご自身の血液から出来上がるPRPにより、お肌に高濃度の成長因子を取り込むことができます。再生医療を行うことが認められた施設でのみ施術可能な治療法になります。クリニック選びも重要となる治療法のため、安心してお願いできるクリニックを選びましょう。
*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込みです。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。
監修:
山村菜実医師
東京美容クリニック 表参道本院
東京女子医科大学卒業。産婦人科専門医でもある山村医師は、女性の患者さんを多数診療する中、女性ならではの悩みを全て解決できる医師になりたいと考え美容クリニックを開院。表参道本院では美容皮膚科に加え美容婦人科を併設し、美容婦人科の医療にも力を入れている。
2022年3月東京美容クリニック理事長就任
東京女子医科大学医学部医学科 卒業
東京慈恵会医科大学病院. 勤務
東京美容クリニック 青山本院. 院長
東京美容クリニック 理事長

美容皮膚科(シミ、しわ、毛穴、ニキビ治療等)の他の治療
美容皮膚科(シミ、しわ、毛穴、ニキビ治療等)の治療が受けられるクリニック
- 住所: 東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー24F
- 最寄駅: JR新宿駅西口徒歩10分 、東京メトロ丸の内線西新宿駅直結、都営地下鉄大江戸線都庁前駅徒歩5分
- 院長: 中村 大輔
- 診療時間: 10:00~19:00
- 休診日: HP等でご確認ください。
- 住所: 東京都港区港南2-5-3オリックス品川ビル6F
- 最寄駅: JR品川駅港南口徒歩約1分
- 院長: 吉良 匠平
- 診療時間: 10:00~20:00
- 休診日: 年中無休
- 住所: 東京都港区六本木6-6-9ピラミデ2F
- 最寄駅: 東京メトロ日比谷線、都営大江戸線六本木駅徒歩3分
- 院長: 伊藤 康平
- 診療時間: 10:00~19:00
- 休診日: 年中無休
美容皮膚科(シミ、しわ、毛穴、ニキビ治療等)に関連する記事
-
韓国で話題の注入剤ジュべルック(Juvelook)を徹底解説。ニキビ跡、クレーター治療で行き詰まった方にも
Contents ジュべルックでキーとなるポリ乳酸とは ジュべルックの効果・特徴 ジュべルックは、ヒアルロン酸・ボトックスとなにが違う? 手打ちだけではないジュべルックの注入方法 ジュべルックの施術中の痛みやダウンタイム おわりに 韓国は“美容大国”というのがみなさんの中で認知されていると思います。最近では美容施術を受けるためにわざわざ韓国まで足を運ぶという声も増えていますね。SNSでも美容インフルエンサーたちが美容目的で渡韓しています。 そのような美容感度が高い方々の中では、韓国の美容医療のトレンドワードで『ジュべルック』という名前を見かけることが増えたのではないでしょうか?どうやらニキビ跡に効くらしいとか、毛穴が改善するらしいとかまだまだ施術として浸透していないかもしれませんが、ここ最近人気を高めています。今では韓国から日本にもジュべルックが入って
この記事は、
X CLINIC 恵比寿院の
上井廉絵医師が監修しています。 -
自分にピッタリの日焼け止めを探そう! 美容ナースすすめの日焼け止めを紹介
みなさんは1年中日焼け止めを塗っていますか?夏だけは塗っているけれど、1年中はちょっと……といった人も多いのではないでしょうか?日焼け止めはなんとなく必要だと思っていても、塗るのが面倒くさいし、日焼け止めの種類も多いため自分には何が合っているのかもわからない。 お店に足を運んでも選びにくいと感じているのではないでしょうか。今回は日焼け止めの選び方を掘り下げて、おすすめの日焼け止めもご紹介していきます! Contents 日焼け止めの選び方 効果的な日焼け止めの塗り方 美容ナースが選ぶおすすめの日焼け止め 飲む日焼け止めは本当に効果があるの? まとめ 【監修医師からのワンポイント】日焼け止めは美容治療中にも必要不可欠です。例えばシミ取り治療などでレーザーを使用した場合、日常生活で適切な遮光がされていないと炎症後色素沈着のリスクが高まります。
この記事は、
W CLINIC 梅田院の
木原絵理子医師が監修しています。 -
赤ら顔(毛細血管拡張症)の原因とレーザー等での治療方法
寒いときやお酒を飲んだときのように顔が赤くなる赤ら顔(毛細血管拡張症)。痛みやかゆみなどが伴わない症状ですが、女性にとっては深刻な悩みとなるトラブルです。これまで、赤ら顔の治療は難しいとされてきましたが、近年美容外科、美容皮膚科ではさまざまな治療によって赤ら顔が改善できるようになっています。ここでは、赤ら顔の原因や最新の治療方法などについて詳しくお話していきます。 目次 1.メイクで隠せない赤ら顔(毛細血管拡張症)を治す方法とは? 1-1.赤ら顔とは 1-2.赤ら顔の原因 1-2-1.毛細血管が拡張することで起こるもの 1-2-2.皮膚が薄くなることが原因となっているもの 1-2-3.ニキビや脂漏性皮膚炎などの炎症が原因となるもの 1-2-4.ステロイド外用薬の副作用として起こるもの 1-2-5.酒さ(しゅさ) 2.赤ら顔の治療方法 2-1.通常の皮膚科で
この記事は、
いなばクリニックの
稲葉岳也医師が監修しています。 -
30代以降の肌のくすみを現実的に改善する方法
くすみとは肌の潤いや透明感、明るさが感じられない状態のことをいい、顔全体にできることが多いです。肌荒れのように分かりやすい症状が出ることがなく、自分の肌がくすんでいると気づかず、症状が慢性化してしまうケースもあります。 くすみにはさまざまなタイプがあり、原因によって対処方法も変わってきます。ここでは、くすみの症状とそれによって顔の印象がどう変わるか、そして効果的な治療法についてご紹介します。 【監修医師からのワンポイント】肌の黄みが増えた、透明感やツヤがなくなったと感じていませんか?そのくすみの原因を知り、解決することが美肌への第一歩です。日々のスキンケアやクリニックでの施術など、美容皮膚科にご相談ください。 くすみの原因、どんな状態か くすみの症状は大きく4つに分けられ、それぞれ考えられる原因が異なります。まず、顔全体の血色が悪
この記事は、
東京銀座メディカルクリニックの
店網均医師が監修しています。 -
老化の8割は紫外線!? 光老化の予防策と美容皮膚科的ケア
Contents 紫外線によってお肌はどうなる? 光老化の起きるメカニズム 光老化を防ぐためにはどうするか 起きてしまった光老化への対処法 紫外線によりシミができてしまうということはみなさんご存知かと思いますが、実はしわやたるみも引き起こしてしまうとご存知だったでしょうか? なんと加齢に伴う生理的な老化が2割に対して、紫外線を浴びることで生じる光老化は8割をも占めると『the New England Journal of Medicine』という海外の医学雑誌により論じられています。 実はこれほどまで怖い紫外線による影響についてどうして起こるのか、対策、生じてしまった肌悩みはどうやって解決していくと良いのかお話ししていきます。美容医療を受けるのであれば紫外線対策は必須ですのでぜひご一読ください。 【監修医師からのワンポイント】皮膚
この記事は、
エルムクリニック 麻布院の
横山歩依里医師が監修しています。 -
トレチノインの効果、副作用は? “お肌の漂白剤”と呼ばれる理由
美容皮膚科でハイドロキノンと並んでよく処方されている成分、トレチノイン。この2つの成分はシミや肝斑、ニキビ跡などの治療で処方されることが多い組み合わせです。ハイドロキノンは「肌の漂白剤」とも呼ばれるほど美白効果が高い成分として有名ですが、トレチノインがどのようなはたらきをするか詳しくご存知でしょうか。ここではトレチノインがどんな成分か、どのような効果があるか、また副作用などについても詳しくお話していきます。 【監修医師からのワンポイント】トレチノインはその効果の高さから、いま注目を浴びている外用薬です。上手に使えばシミだけでなくニキビや毛穴、皮膚のたるみなどさまざまな肌悩みを解決してくれます。効果が高いだけに、使用方法を誤ると皮膚トラブルの原因にもなりかねません。まずは皮膚科での診療をオススメ致します。 目次 1.今更聞けない!美容皮膚科で処方されるトレチノイン
この記事は、
みやびスキンクリニックの
川北梨乃医師が監修しています。
他の治療カテゴリ
スポンサーリンク