スプリングリフトとは(概要・基礎知識)
スプリングリフトはフランスで開発された非吸収性の素材で作った糸を用いた"切らないフェイスリフト"です。フェイスラインやアゴ、首のたるみを広範囲に引きあげることができます。使用する糸はポリエステルとシリコンでできており、耐久性と伸縮性に優れています。切れたりゆるんだりしにくく、筋肉の動きに合わせて糸が伸び縮みすることから、つっぱり感や見た目の不自然さがほとんどありません。また、非吸収性なので長期間リフトアップ効果が持続するというメリットもあります。
また、糸についたコグ(トゲ部分)はシリコン製で丸みを帯びています。皮下の組織を傷つけないので、痛みを感じることなくしっかり肌をリフトアップしてくれます。
シリコンとポリエステルは生体適合性が高く、体への影響はありません。医療現場で長年、インプラントの素材として使用されてきただけに、安全性の高い素材と言えるでしょう。吸収性の糸を使ったリフトアップの施術で満足できなかった方にもおすすめです。
スプリングリフトが向いている人(こんなお悩みに)
・たるみが気になる方・長期的に持続するリフトアップ術を望む方
・首のしわが気になる方
・ほうれい線が気になる方
・シャープなフェイスラインを取り戻したい方
ダウンタイム/経過
軽度の腫れがありますが、数日で落ち着きます。顔のマッサージなどは控えましょう。費用
糸1本あたり6~8万円。通常4本以上必要となります。リスク・副作用
腫れ、むくみ、痛み、ひきつり、違和感、感染、糸の露出*本記事内でご紹介した治療機器、施術内容は、個人の体質や状況によって効果などに差が出る場合があります。記事により効果を保証するものではありません。価格は、特に記載がない場合、すべて税込みです。また価格は変更になる場合があります。記事内の施術については、基本的に公的医療保険が適用されません。実際に施術を検討される時は、担当医によく相談の上、その指示に従ってください。
監修:
五反田希和子医師
美容外科医
長崎大学医学部医学科卒業。
美容医療は「喜びの医療」をモットーに診療し、形成外科専門医のほかに日本レーザー医学会専門医としての資格を持つ。
長崎大学医学部医学科 卒業
国立病院機構 九州医療センター
久留米大学病院 形成外科
済生会福岡総合病院 形成外科
久留米大学病院 形成外科
宗像水光会病院 形成外科
久留米大学病院 形成外科
済生会二日市病院 形成外科
ビスポーククリニック福岡院 院長
エイジングケアの他の治療
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